ライブ配信代行会社とは…

企業向けの映像コンテンツは、インターネットの普及によって徐々にバリエーションに拡がりを見せてきました。特にコロナ禍以降は、 ZoomやMicrosoft Teamsなどの配信ツールを使用した「ライブ配信」の需要が伸びており、このサービスを提供するサポート会社も存在しています。
しかしライブ配信サポート会社とは、主にどんなサービスを提供しているのでしょう?
セミナー
ライブ配信を含むオンライン配信のセミナーは、ウェビナー(WEBセミナー)とも呼ばれています。セミナーの配信方法は、「リアルタイム配信」と「録画配信」があり、次のような違いが見られるでしょう。
リアルタイム配信
配信時間を決めたうえでリアルタイムに配信する方法で、参加者の反応をその場で把握することができます。参加者の日程調整をする必要はありますが、お互いに臨場感を共有できるでしょう。
録画配信
録画したデータを告知した日時に配信する録画配信は、スライド的な視覚効果のある動画を編集したうえで配信できるので、必要な情報だけで構成することができるという特徴があります。
社員総会
従来の社員総会は、ホテルや国際会議場などで開催されていました。しかしこれだと一か所に大人数が集まり、三密になることが懸念されます。そのためライブ配信による社員総会へ、一気に切り替わるようになりました。
オンライン社員総会は人数制限がなく、多くの人が参加可能です。そのため回避や準備にかかるコストを削減できるほか、会場までの交通費や時間の浪費もなくすことができるでしょう。
ライブイベント
演奏会や演劇などの各種イベントのライブ配信も、ライブ配信サポート会社で行っています。このようなイベントもコロナ禍に入ったことで、ライブ配信で視聴するニーズが高まるようになりました。
ライブイベントのプラットフォームの種類は非常に多くなっていますが、特に利用されているのはYouTube Liveになります。ほかにはニコニコ生放送やPeriscope、Instagram Liveといったものが、あとに続くでしょう。
研修
ライブ配信でも研修は行われており、研修を受ける人はネット環境があれば、どこでも研修を受けられるようになっています。もともとeラーニングで活用する企業もありましたが、コロナ禍以降は対面研修にかわってオンライン研修の需要が急速に伸びました。
なおオンライン研修は、「オンデマンド型」と「ライブ配信型」があります。
オンデマンド型
あらかじめ録画した動画コンテンツ、またはスライド型の教材を配信する形式の研修になります。録画になるのでコミュニケーションをとることはできませんが、受講者は好きなタイミングで何度でも研修を受けることができるため、予習・復習に有効なツールでしょう。
ライブ配信型
講師が講義を生配信するライブ配信型の研修は、自宅にいながらリアルタイムで研修が受けられるようになっています。決まった時間帯に参加することが必須ですが、質問やディスカッションなど、講師と受講者がコミュニケーションをとることが可能でしょう。
ライブ配信サポートは、近年になって爆発的に需要が伸びたサービスです。必要最低限なことをライブ配信でまかなえるのは、ユーザーにとってもはや欠かせない要素で、シェア率が拡大していることを踏まえると決して無視できないサービスといえるでしょう。
- ライブ配信サポート会社のサービスは多岐に渡る
- さまざまな目的の映像がライブ配信可能
- 情報発信がライブ配信でほぼ叶えられる
ライブ配信の参加中に感じたストレスとは?アンケートで聞いてみました!
ライブ配信サポート会社の利用を検討されている方の中には、自分達でできないか考えている方もいらっしゃるでしょう。そんな場合まず、ライブ配信でよくあるトラブルにはどのようなものがあるのか、把握しておくことが大事です。
そこで今回、一般の方に向けてアンケートを行い、ライブ配信中に感じたストレスについて質問してみました。
まずはじめに、ライブ配信やオンラインイベントに参加したことがある方の割合を調査しました。

アンケートの結果、「はい」が26%、「いいえ」が74%となりました。近年、オンライン配信が注目されているとはいえ、まだまだ参加したことがない方も少なくないようですね。しかしながら、これからライブ配信やオンラインイベントの需要は、ますます増えていくと予測されます。今のうちに、慣れ親しんでおくこともよいのではないでしょうか。
次に、「はい」と答えた方に向けてライブ配信に参加しているときに、不満やストレスを感じたことがあるのか質問してみました。

「映像がカクカクする」が圧倒的に多い回答でした。画面が重く、映像の動きが鈍くなっていると内容が頭に入りにくくなり、本当にストレスがたまりますよね!できる限りこのような状態にはなりたくないものです。
「特に問題はなかった」という選択肢にも票が集まっていますね。ライブ配信サポート会社を利用すると、本番で重大な問題が起きないように事前に調整してもらえるので、スムーズにイベントを行うことができます。特に問題はなかったと回答された方が参加したイベントは、ライブ配信サポート会社が運用しているものだったのかもしれませんね。
その他の意見としては、「音声が聞こえない」「画面が映らない」「こちらの音声が届かない」「パスなどうまく参照されず参加できない」などが挙げられますが、もはやライブ配信が成立しているとはいえない状態といっても過言ではないでしょう。しかしながら、このようなトラブルがあった時、すぐに自分達で不具合を改善できる会社はなかなかいないでしょう。はじめから、専門的な知識を持っているライブ配信サポート会社に依頼して、セッティングしてもらう方が安全です。
総合的に考えて、ライブ配信にはサポート会社を利用するのがおすすめです。トラブル対応だけでなく、配信スタッフ・機材・撮影場所の手配、ディレクションなど全てお任せすることができます。
また、プロが撮影するので質のよい映像を期待することができます。余計な手間や時間をかけずにオンラインイベントを導入したい方は、ぜひご検討ください。
次の見出しでは、ライブ配信サポート会社を利用するメリットについて、さらに詳しくお話していきます。
ライブ配信代行会社を利用するメリット

これからはライブ配信の時代だ! ということはわかっていても、実際には自分たちでやるのか、それともサポート会社を利用するのかで悩まれるかと思います。個人による配信は手軽にできますが、自社配信となると、実践しても問題ないのか不安を覚えるかもしれません。
ではライブ配信サポート会社を利用することには、実際どのようなメリットがあるのでしょう?
トラブル対応
自社でライブ配信を実践してみると通信回線が不調になって、たとえば映像が止まる・カクつく・音ズレが起こる、または機材が突然故障するといったトラブルが発生しがちです。このようなトラブルはライブエンコーダーのちまちまとした設定や、また機材同士の相性などを理解していなければ対処できません。
しかしライブ配信サポート会社を利用すると、配信に必要な機材構成やチューニングなど環境をキッチリ整えてくれるため、ライブエンコーダーをしっかり運用し、トラブルを未然に防げるよう対処してくれるでしょう。また現場経験が豊富なので、トラブルが起こったとしても原因をすぐに特定し、即座に対応にあたってくれます。
ほかにも撮影前にシミュレーションやリハーサルを行うため、本番でトラブルが起きないよう、しっかりセッティングしたうえで進行してくれるでしょう。
配信スタッフの手配
ライブ配信サポート会社では、配信にあたって必要な配信スタッフを手配してくれます。自社配信の場合だと必要な人材を確保できない場合もありますし、仮にそのような技術をもつ社員がいたとしても、配信の方をまかせてしまえば、本来の仕事がおろそかになってしまうでしょう。
またアマチュアが撮影してしまうと、カメラが固定されがちになって映像が単調なつまらないものになってしまいます。しかしサポート会社が撮影をすれば、複数のカメラやプロクオリティのカメラワークによって、見飽きない映像を撮ることができるでしょう。
またライブ配信は、事前に綿密な計画を立てなくてはなりません。イベントの進行管理や演出などの指示はもちろん、事前の段取りや配信時の指揮・監督といったディレクションに関してもおまかせできるので、スムーズにライブ配信を進行することができます。
さらに実際の配信では、映像信号や音声信号を切り替えたり、テロップやワイプ、効果音やBGMといった挿入も可能なので、より効果的な映像に仕上がるでしょう。
撮影場所の提供
配信にあたって、撮影に必要なスペースを確保する必要があります。しかし自社でその場所を用意するのは、かんたんなことではありませんよね。ライブ配信サポート会社では撮影スタジオを所有していたり、また撮影会場をセッティングすることも行っています。
配信に適した場所がわからなかったり、また利用したい場所の予約がなかなかとれないといった悩みがあれば、このように最適な場所をセッティングしてくれたら助かりますよね。
撮影場所がどこまで対応できるかは業者によって異なりますが、対応範囲が広ければ日本のどのエリアにも、撮影機材を運んで駆けつけてくれるでしょう。また配信場所を複数に分けることで、各所に配備されたスタッフが連携し、多拠点での同時中継を行なうこともできます。
撮影機材の貸し出し
ライブ配信サポート会社では、配信時にカメラやマイク、照明にモニターといった各種機材を用いて、ライブ配信をよりクオリティの高いものに仕上げてくれます。撮影機材はそろえる費用も高く、また扱いもむずかしいものです。
そして先述した映像・音声信号の切替や、テロップ・ワイプ、効果音・BGMの挿入のようなスイッチングやミキシングにも専用機材が必要で、ノウハウがなければ扱えません。
ちなみにインターネット回線は、ライブ配信においてもっとも必要不可欠なものになります。しかし臨時設営された会場でライブ配信するとなると、安定したネット環境をセッティングすることがむずかしくなるでしょう。そんな場合でもライブ配信サポート会社では、業務用の無線伝送装置を利用するなどして、通信回線の敷設も万全にしてくれます。
法人がライブ配信を実践する際、サポート会社が必要になるかどうか、ここまでの説明で明らかになったのではないでしょうか? ライブ配信は外注がおすすめ…というより、サポート会社なくして成功するのは非常にむずかしいといえるので、ぜひ利用すべきだといえます。
- ライブ配信には人材・機材・環境が必要
- ライブ配信はサポート会社に依頼しよう!
ライブ配信代行会社のサービス内容

いざライブ配信サポート会社を利用する際には、「ここまでやってくれたらうれしいんだけど…」という要望も生まれてくるものですよね。具体的にどんなサービスをしてくれるのかが気になるものです。では実際に、どんなサービスを提供しているのかをみていきましょう。
オンライン配信
ライブ配信サポート会社では、インターネットライブ配信やイベント中継などのオンライン配信を実施しています。たとえばセミナーや会社説明会、車内トレーニングに株主総会、決算説明会など、イベントによって規模もさまざまですが、それぞれに応じて最適なサービスを提供してくれるでしょう。配信に必要となる回線速度についても、あらかじめ確認して本番にそなえてくれます。
オンライン配信では場所を問わず多くの人が参加できるほか、双方向コミュニケーションがとれるため、視聴者と距離が近くなって関係を強くすることができるでしょう。
またオンライン配信をするためのイベントについて、企画の提案もしています。いま考えている企画の配信は実現できるか、何をすればオンライン配信ができるようになるのかなど、悩みがあれば解決へ導いてくれるでしょう。
動画撮影
ライブ配信サポート会社では撮影するにあたって、さまざまな撮影機材をセッティングしてクオリティを高めていきます。また要望にあわせてスタジオや会場を用意したり、ドローンによる空撮を提供している会社もあります。
なお撮影された動画はオンデマンドやライブ配信などがありますが、それぞれの撮影方法の違いは次のようになっています。
オンデマンド配信
オンデマンド配信は、研修動画やマニュアル動画といった社内向けの動画や、社外向けの商品PR動画に会社説明会のような採用コンテンツ動画といったラインナップが一般的です。すでに撮影された動画を編集・配信するものになります。
ライブ配信
ライブ配信は主に、社内行事や社員集会、商品発表会といったイベントを撮影し、リアルタイムで届けるものになっています。イベントや議事の進行をあらかじめチェックし、カメラの映像だけにするのか、登壇者とスライド映像の切替のタイミングはどうするかなど、カメラワークや演出のシナリオについて入念に決めていくものになります。
また生配信は撮影機材やライブエンコーダー、ネット回線などの環境準備をしなくてはなりません。
動画編集
オンデマンド配信の場合、あらかじめ撮影した動画コンテンツの完パケを準備することになります。完パケというのは不要なシーンをカットし、尺の調整や資料の差込、テロップにBGM、効果音といった編集を加えたもので、そのまま公開できるよう完成度を高めた動画コンテンツを指します。
一般的な編集ソフトだと完成度の高い動画にするのはむずかしいですが、プロは高機能な編集ソフトを駆使しているため、視聴者が見やすく見ごたえのある動画を作ることができるでしょう。
プロモーション支援
訴求力のある動画は、セールスプロモーション施策において有力な手段になります。ライブ配信サポート会社では企業やお店などの魅力が発信できるよう、動画を制作してプロモーション支援をしてくれます。
文字や画像だけではなかなか伝わらないことも、プロのスタッフたちが動画によって繊細に表現し、ブランディングに努めてより効果的なプロモーションをかたちにします。
またプラットフォームやターゲット、予算などでPR効果が発揮される表現方法は異なるため、さまざまな表現方法の中から視聴者に情報が伝わるよう、ヒアリングをしたうえで最適なプランを提案してくれます。
ライブ配信サポート会社では、ライブ配信運用にあたって撮影から配信まで、必要な工程のほとんどを代行しています。どの工程もプロの知見や技術がなければ難航してしまうので、一度相談してみるといいでしょう。
- ライブ配信の工程の大部分をプロが代行している
- 自前でやるのは大変なので相談してみよう
大阪府のライブ配信代行会社選びのポイント

世の中にはいろいろなライブ配信サポート会社がありますが、大阪府だけでもかなりのサービスがあることがわかります。ここでは何を基準に依頼すればいいのか、ポイントをまとめてご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。
配信実績
やはり配信実績が豊富にあるサポート会社だと、安心しておまかせすることができます。実績の詳細は、ホームページやカタログなどで過去の制作事例を確認できるはずなので、チェックしてみましょう。
また「こんな風にしたい」という動画がそこで見つかれば、制作にかかる期間やコスト、機材の算出がしやすくなるため、進行がスムーズになります。他社の動画でイメージに近いものがあれば、相談した段階で「これに近い作品はありますか? /作れますか? 」と聞いてみましょう。
なお、サイトや取り寄せたカタログで実績について確認できなかったとしても、実績が本当にないとは言い切れません。というのも秘密保持の理由から公開できない場合もあり、そのようなケースだと面談の際に見せてもらえることもあるためです。
編集技術
動画に編集を加える場合、そのための技術も必要不可欠でしょう。単純にかっこいい映像であるというだけでなく、目的の達成や課題解決ができるよう、映像クリエイターには幅広い知識や経験が欠かせません。
たとえば「CGを活かした動画にしたい」という場合は、CGに特化したサポート会社に依頼することで、クオリティの高いCG動画が制作できるでしょう。実写やアニメーション、企業向けに一般向けなど、ライブ配信サポート会社ごとに得意な技術やジャンルは異なります。そのため自分たちがどんな動画を配信したいのかをまず明確にし、その分野が得意なサポート会社をピックアップして比較しましょう。
またアニメ動画は、ふだん見ているアニメをクオリティの基準にしてしまいがちなので注意してください。たとえばテレビや映画で観るアニメの場合だと、制作費は数百万~数千万円かかってしまうため、かなりの予算が必要になってしまうでしょう。
しかしライブ配信サポート会社で制作しているアニメーション動画は主に、「モーショングラフィックス」というロゴやイラスト、文字や図形などに動きや音をつけたものになります。モーショングラフィックスの動画は、基本的に50万円以下で制作できるでしょう。
企画・提案力
ライブ配信サポート会社に相談する際、どれだけの企画・提案力があるかも確認してください。たとえば、どんなイメージの動画を作成したいのかを伝えて、かんたんなものでいいので構成案を作成してもらい、専門的な知見からさまざまな提案を受けることができるでしょう。
とはいえライブ配信がはじめてであれば、うまくイメージできなかったり、伝えることがむずかしかったりしますよね。そんな場合はサポート会社からストーリーや尺なども含めて、具体的にどのような内容にすべきか提案してもらいましょう。
企画・提案力を図るうえでは、ターゲットや配信するための目的などをヒアリングし、最適な構成案を考えてくれるサポート会社を選ぶようにしてください。
スタッフ対応
また、対応にあたる担当スタッフとの相性も重要でしょう。というのもライブ配信をするまでに担当スタッフとのやりとりが複数回あり、相性がよく信頼関係が築けないと、理想的な内容のライブ配信ができるかどうかに大きく関わってくるためです。
担当スタッフとして最適な対応かどうかは、レスポンスの早さや質問に対して的確なアドバイスをしてくれるか、という部分で判断するといいでしょう。
一見するとライブ配信サポート会社は、違いがわかりにくいかもしれません。しかしニーズという視点で見ると、それぞれ得意分野の実績が異なることがわかります。その違いをよりハッキリ知るためにも、サポート会社とコミュニケーションをとりながら、映像クリエイターのスキルもチェックするようにしましょう。
- サイトなどで実績や得意分野を確認すること
- 実際に面談して相性や実力を知ろう!
ライブ配信を成功させるなら、代行会社選びがカギ!
ただ映像を発信してくれるだけでなく、そのために必要な工程のほとんどをライブ配信サポート会社におまかせできることがわかりました。しかしサポート会社ごとに得意分野が異なっているため、自社のニーズにあったところを選ばなければなりません。
またライブ配信を独自に行なう場合、滞りなく進行するのは極めてむずかしいといえます。回線トラブルや機材トラブル、またヒューマンエラーが起こることも考えられますし、そのような事態が起こると、視聴者にも迷惑がかかってしまうでしょう。
ほかにも自社で行なうと、人手や時間などにリソースを割きすぎてしまいます。そのため、「そこに費やさなければ、あの仕事もこの仕事もできたのに! 」と後悔するのは明白でしょう。
以上からライブ配信は、プロの力を借りるのが賢明な判断であるといえます。ぜひ自社に最適なライブ配信プランを提供しているサポート会社を見つけて、新たなアプローチをはじめてみてください!
※自動見積もりシミュレーションあり。